たびすまいるには、世の中の様々な場所を知り尽くしたマイスターが存在します。
たびすま THE TOP10ではマイスター12人が厳選したスポットを紹介。
みんなが知ってる場所もマイスターの視点で見ると「へぇ〜」と新たな発見が出来るかも!

たびすま THE TOP10 トップ

至福の食卓 TOP10 by ken
金沢21世紀美術館
世界遺産を眺めながら…なんて贅沢!
一生のうちに一度は生で見て見たい!という声もよく聞きます、世界遺産グランドキャニオン。なんてったって“宇宙から見える唯一の地形”といわれるくらい広大でダイナミックで、かと思えばせっかく肉眼で見ているというのに、まるで巨大な絵か何かを見ているような気にさえなってしまう…7000万年を経た時空からすれば、いま目にしているこの瞬間なんて止まっているのも同然ですよね。そんな人類と大自然の対比を横目にモグモグ。あぁ、贅沢!どうせなら絶好のロケーションで食事したい!って思うのが旅行者の常であります。グランドキャニオン国立公園内のレストランというと、いくつかあるロッジに併設されたものがほとんどで、中でも渓谷が見える場所に位置するお店は極わずか。そんな中で、現地航空会社・ビジョン航空の方が教えてくれたのが、ブライトエンジェル・ロッジの『THE ARIZONA ROOM』。「ハンバーガーが美味しいから食べて来てね」とも付け加えてくれました。はい、食べて来ましたよ“サウスウェスタン・アンガス・バーガー” ($10.95)を。すでに、もう肉はいらない…と思っていたにもかかわらず、しっかり「美味しい」と思える味に納得!しかもばっちり窓際の席で。砂漠気候で雨はあまり降らないため、本来なら澄み切った渓谷が見渡せるはずだったのに、急なスコール…すると思わぬプレゼントが!虹を上から見下ろしたのは人生初めての経験でした。「雨なんてツイてない」なーんて言わせない、晴れても雨でも結局オイシイ、さすが世界遺産!

倉敷アイビースクエア
駅では販売していない駅弁?それはレストランの味。
どんな趣味でも、興味のある人たちの間でしか解り得ない価値観とか順位付け、なんてものがあったりするものです。鉄道(特にローカル)を使った旅が好きな私にとっては、ずっと乗ってみたい路線がありました。車両のルックスや観光性・車窓といったものではなく、その理由は“乗車時間”。北海道の根室本線に一日一本だけ運行している、“滝川〜釧路間の8時間2分”。これが、鈍行列車で乗り継ぎをせずに乗車している時間、つまり走行時間が日本一長い普通列車なんです。そんな一日がかりの鉄道の旅に、さらなる楽しみを添えてくれるのが車窓からの眺めであったり、車内で食べるものだったりするわけですよ。ということで、ここはやはり駅弁です!帯広から5つ釧路寄りに池田という駅があります。この駅前にあるのが、レストランとホテルを経営し、なぜか売りはバナナ饅頭という『米倉屋』。十勝を代表する十勝牛を十勝ワインで煮込んだ、その名も“十勝牛のワイン漬ステーキ弁当”(1050yen)!実はこれ、駅売りはなく注文販売のみ。電話にて、駅に列車が到着する時刻を伝えておくと、その時間に合わせてホームまで届けてくれるというもの。つまり出来合いではなく、最近よくあるヒモ引っ張って温めるやつでもなく、ホントの出来立て、レストランで調理したてのステーキをいただけるんです!これがまた柔らか〜い!雄大な十勝平野を眺めながら、のんびり揺られて車内で食べるシアワセ。あぁ、ローカル最高!

上問屋史料館
石畳でフランスパンをかじりたい!
海外旅行で初めて訪れる国には、いろんな憧れや妄想を抱いているものですよね?タイに行ったら象に乗りたい、イタリアに行ったらパスタ三昧、南極行ったらタローとジローに会えるかな(古っ…)?フランスといえばただひとつ“石畳を歩きながらフランスパンをかじりたい!”初めての華の都、そのささやかな夢を叶えるべくまず向かったのが街中のブーランジュリー。漁港のある町には曲がり角ごとに魚屋さんがある。そんな単細胞な私の方程式からすると、パリの街中にもそれぐらいの割合でパン屋さんはあると思っていたんだけど…。辿り着いたのはオルセー美術館にほど近い『PHILIPPE GOSSLIN』。何気にこのお店、パリ市主催のバゲットコンクールで優勝や上位入賞を何度もしている名店なんだとか。人気ナンバー1の“バゲット・アン シアン”(1.1ユーロ)を購入。今度は石畳を探すことに。…あれ?さらに思っていたより大幅に石畳がない。フランスの路上はすべて石畳!くらいのイメージだったので、バゲット片手にかなりウロチョロ。ようやく見つけたわずかな石畳の上で、ガブッ!遠い異国の地で夢が叶った瞬間でした!

ペンション ラフィア
乙女ゴコロをワシヅカミ!Best of Romantic!
南国の島ハワイ!言葉がわからなくても日本人にやさしいハワイ!ワイキキを歩けば、すれ違うのは外人さんより日本人の方が多い気がするハワイ!ここにはビーチもホテルもレストランも、ほんとうに素敵な場所があふれていますが、そんなハワイにおいて“世界でもっともロマンチックなレストラン”と賞賛されたお店があります。それが、コンチネンタル・フレンチの老舗『MICHEL'S』。このお店、まず何が素敵かっていうとその立地。ワイキキといえど、道路をはさまずビーチの上に建っているホテルやレストランは、そんなに数はありません。ワイキキの東端に位置し、賑やかな通りの喧騒からは少し離れ、オープンエアの店内から、沈んでゆく真っ赤な夕日を眺めながらシャンパンで乾杯…ん〜ロマンチック!あの石田純一さんもオススメするわけだ!さらに、素敵なのはロケーションだけではありませんよ!サービスも素敵!アペタイザーからスープ・サラダ・メイン・デザートに至るまで、「シェアしますか?」とイケメンが聞いてくれます(←私 個人比)。こんな高級なお店で、小食な日本人にとってはうれしいお言葉。さらに料理が運ばれてきてビックリ!なんと、初めから2皿に分けてきてくれたのです!これは感激!!テーブル前での実演やサーブもお楽しみのひとつ。ちなみに、現地のガイドさんから「とにかく美味しいから絶対食べて!」とおススメされたのが“ロブスターのビスク”。ヤバイです、マジで。素敵づくしの、マイ5つ星レストラン☆男性諸君、ぜひお見知りおきを!


えの木てい 本店
雪国だらかこそ、あったかい。
日本って、海外の国々に比べたらちっちゃい国なのに、それでも地域によって文化も気候も景色も、そこで暮らす人たちも全然違いますよね。幼い頃聞いた、旅好きの兄の言葉。「同じ場所でも四季によって景色が全然違うんだよ。だからその季節ごとに行ってみたいんだ」。自分が旅をするようになって、春夏秋冬を感じるいちばん特別なのが雪景色です。全国どこにも四季はあるし冬もやってくるけど、雪はあるとは限らない。憧れはするものの住むのはちょっと厳しいから、手袋してマフラーぐるぐる巻いて、靴キュッキュッ鳴らしながらプチ雪国体験。真っ白な世界で、さらに旅情をかき立てられるプラスαってのもいろいろあるとは思うけど、最強はやっぱりこれでしょう?“ストーブ列車”。青森県の五所川原〜津軽中里を走る津軽鉄道で一日二往復、だるまストーブに石炭をくべ、その上には使い込まれた焦げた網。そうです、この上でスルメ焼くんです!アルミホイルにキノコやソーセージなんかを包んで乗せたり、お酒を呑みながら地元の人たちや自分と同じような旅行者、列車に乗務しているアテンダントのおねえさんとの会話。なんだかちょっとした家族の食卓のよう。外は降りしきる雪、中はストーブの暖と人の温もり…まだまだ日本も捨てたもんじゃないや。

妙立寺
天国で食べるレトルトの味は…!?
湘南に生まれ育ったのに泳ぎはまったくダメ。そんな私が、大人になったら行ってみたい!と思っていたのが沖縄でした。ちなみに、現在いちばん好きな海外はハワイ。よく聞かれます、泳げないのにどうして?って。いえいえ、“泳げないから”ですよ。あの空気感はたまらなく好きなのに…だったら泳がなくても最高の気分になれる海に行けばいい。どこまでも続く白い砂浜に青い海、青い空…これがよくある沖縄を形容する言葉だとすると、私の場合は“どこまでも続く遠浅な海”。そして初めて旅することになった沖縄で、選んだその先は久米島。かき集めたパンフレットの中で、ひときわ遠浅が抜きに出てたのが『はての浜』だったから。久米島の沖合に浮かぶ、長さ7キロにおよぶ真っ白な砂の島。その姿は差しづめ、海に浮かぶカモメか天橋立のようで、ビーチと違って目の前だけでなく周りを囲まれている、というのがまた魅力的!わずか簡易トイレだけがあるその浜へは、往復の船にランチ付きの“はての浜ツアー”に参加するわけです。出てきたランチは発砲スチロールに盛られたカレー(主催によるけどカレーが多いらしい)。が、ここで衝撃が!おそらく、味覚的にはレトルトだったと思うんです。 わかっているのに、灼熱の太陽を浴びながら、天国のような場所で食べるカレーの味は、どこぞの高級レストランにも負けない“感覚”で、こんなにもその料理自体の味よりも、それ以外の効果を感じたショッキングな食事には、いまだ他に出逢っていません。おそるべし、遠浅マジック…。

沖縄美ら海水族館
現実逃避は必至の覚悟でご来店あれ。
何にも建物のない遠くまで見える場所が好きです。冬なら一面の銀世界、夏なら一面のひまわり畑、地球の丸さがわかるほどの水平線。狭い範囲じゃなくとにかく、わぁ〜ってうんと遠くまで続いててほしいのです。“高原”といわれる場所は全国にたくさんあるけれど、やっぱりいちばん癒されるのは北海道・美瑛の風景。なだらかな丘が幾重にも続くその光景は、ただただ、時間を忘れて見入ってしまいます。せっかくそんな中で食事をするなら、何も屋根があって壁があって床がある必要はないと思いませんか?いや、もちろん雨の日だって風の強い日だってあるわけだし、窓枠で切り取った自然ってのもいいものですよ。でも!できることなら、その風景の中に自分も入ってしまったら最高じゃないですか!そんなわけで、美瑛の丘にカフェ『あるうのぱいん』を見つけたときも、ウッディな可愛らしい店内には目もくれず、店の一番奥の開け放たれたドアの向こうに広がる景色と、そこにポツンとある木のテーブルとイスに一目散。しかもパンの器に入ったチーズフォンデュって…ソソリすぎでしょ!爽やかな風の中、時間の流れがゆるやかすぎて、すっかり気分は一生夏休み。あ〜〜こっから離れたくなぁ〜い!!

表参道ヒルズ
赤白の十字がはためく下で。それだけでもぅ美味しい!
コンビニでたまにしか入荷しない大好物のパンを見かけたら、お腹いっぱいでも買ってしまうとか、あの人が腕を曲げたときにできる服のシワさえも愛しいとか、 そんな無条件でトリコになってしまうものってあったりしますか?連想するのは、ハイジとチーズとマッターホルン。憧れのスイスを訪れて気づいたことがひとつ。あの赤と白の国旗がとにかくカワイイ!マグカップとかステッカーとか民芸品とか、いつもなら興味ないものだって、あのマークが付いてるだけでもぅカワイイ!食事だって“スイス料理”って響きだけで、白く輝く山々にキレイな水、清々しい空気を連想してそれだけで美味しいそう!「日本人が想像する、ハイジの世界のような風景にいちばん近いですよ」と、ガイドさんが教えてくれた町がグリンデルワルト。その駅から続く賑やかな通り沿いに、テラス席がたくさん並んだ店先が見えてきます。ホテル・アイガーの1階にあるビストロ・バー『Memory』。雪に照らされた明るい日差しの中で、絵葉書なんかでよく見る景色を眺めながらつつく、大好きなチーズフォンデュにラクレット。そりゃあもぅ、ココロが小躍りしっぱなしですよ!あんなに終始ウカレて食事するって、まずないな。あの高揚感よ、もう一度!とりあえず今度の週末、自宅でポストカード前にフォンデュってみるかな。

コンラッド東京
周囲の拒否率高し!されど我には念願の食卓ナリ。
非日常ってテンションあがる。どんなんだろう??ってワクワクする。人によっては「えー、そんなのイヤだよ!」って言う人もいるけど、人は人。いいじゃない、どうせ“非”日常なんでしょう?旅の恥もかき捨て。普段の生活の中では躊躇したり諦めたりすることだって、なんてことはない。あるときテレビからヒジョーに気になる一言が…「これって都会で言うたら、渋谷駅の端っこで飯食うてるのと一緒やで!」ナニ!?一瞬にして、私の中のやんちゃゴコロが絶好調にお目覚めです!ブラウン管の中では、お笑いの中川家が旅をしていました。そう、電車のものまねとかするあの兄弟です。北海道ローカル列車の旅。今夜のお宿は日本で唯一、駅舎が民宿になっている『駅の宿ひらふ』。函館本線で長万部と小樽の中間あたりに位置する比羅夫駅から徒歩ゼロ分、降り立った瞬間に到着です!お部屋は、その昔駅員さんが実際に寝泊りしていた駅舎の二階と、線路沿いに建つオーナー手作りのログハウス。あ、枕元からホームが見える!お風呂も丸太をくりぬいた手作り?そしてそして、待ってました!ホームでジンギスカンのバーベキュー!!途中で列車も入ってきて、あ、こっち見てる…。なにコレ!?その日から指折り数えて三年、列車の中から見えた私の顔は、きっとまんべんの笑顔だったことでしょう。

星のや 軽井沢
旅好き改め“旅鉄”。赤い糸で結ばれた場所へ。
いつからだろ、青春18きっぷの時期がやってくると「次はどこ行こう?」って、反射的に考えてしまうようになったのは。決めるポイントはそのときによって。 昔見たポスターの場所を生で見てみたい、ご当地グルメはやっぱり現地で食べないと、ドラマや映画のロケ地に立って主人公の気持ちになってみたい、あの列車に乗ってみたい、この時期にしか会えない景色に会いたい…。せっかくならベストの状況で記憶に残したいから、行きたい場所と季節の組み合わせは必須です。 季節は春、方角は南方面かな。南、南…“出会いたい風景”を求めて本屋さんへ。ローカル鉄道の旅雑誌を写真だけパラパラ…あっ、ココ見たことある!一度一 目惚れしたら、一時忘れても必ずまた惚れる。これ、景色を問わず私の法則です。行き先決定!四国・予讃線、下灘駅!目標物は、何度も18きっぷのポスターになったホームと駅舎と、かつて「日本一海に近い駅」と呼ばれた眼下に広がる伊予灘の海!ホームに降り立ち、次の列車までの1時間半近く、まずはひたすら気の済むまで撮影。残りの時間で駅弁をいただくことに。食べながらフッと、これ以上ない至福感に包まれました。目の前に広がる晴れやかな海、後ろには桜が咲いて、頭上にはうぐいすの鳴き声、そんな中でベンチで鯛めし。ここにいるのは私ひとり。このときから、ホームと駅舎が萌えどころになりました。しばらくして、ドラマ『HERO 特別編』でそそるホームが登場!あれこれ調べて、その駅が見つかりました。やっぱり私は、何度でも同じ相手に恋をする。


旅のマイスタープロフィール
経歴

神奈川県生まれ。職業訓練校にて簿記・経営学等を学び、卒業後IT企業でごく普通のOLとして勤務。その後、趣味を仕事にしたいと音楽業界へ。音楽雑誌の編集およびライター、マーケティング調査などを行う。絶好調に楽しかったが業界の体質に合わず、もうひとつの夢だった旅行業界へ。国内線の座席確保および配席を担当。現在はIT企業でSE補助を行い安定した生活を送るが、書き物はやめられず投稿を行っている。

実績

音楽・エンターテインメント誌でインタビューや撮影潜入記・街ネタなどの記事作成を行い、アーティスト写真集の制作にも参加。また、音楽業界誌では自らの調査・記事作成のもとに、市場動向の頁を担当。本職外では、インディーズアーティストのマネジメントを行い、CD制作やライヴイベントを企画する。

あなたにとっての旅とは

こころが喜んでくれるのを実感できる唯一の方法。


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